主催事業
臨床美術講座
ルミエールホールでは昨年11月から臨床美術の講座を行っています。
臨床美術って、馴染みのない言葉だと思いますが、簡単に説明すると、絵を描く・創作するなどのアート作業をして脳に刺激を与えるプログラムのことを言います。アート・医療の世界ではとてもホットな言葉なんです。
もともとは認知症の症状が改善されることを目的として開発されました。
今では、認知症の改善だけではなく、認知症の予防や、発達が気になる子ども、大人のメンタルケアなど、限りなく広い世代が重度軽度に関わらず取り組め、効果があると注目されるプログラムとなりました。子どもの脳に良い影響をということで臨床美術を取り入れている保育園や、会社の研修として使用するところもあります。
脳に刺激を与えるのに有効とされる方法はいろいろあります。
でも、スポーツや楽器の演奏などは、脳に障がいがあったり、高齢になってから始めるには難しい面があります。体を動かすことが困難だったり、楽譜を読むことができなかったり。パソコンも認知症の予防になると言われていますが、これも、パソコンそのものを触ったことがない方には取り組むことが困難です。
その点、美術という分野は本人の「気持ち」さえあれば取り組める作業。プログラムの開発に医療関係者とアーティストが関わっていることもあり、始めるにあたってのハードルが限りなく低く設定されています。また、単に絵を描けば脳が活性化するのではなく、「普段と違うものの見方をする」ということが重要です。そのポイントを踏まえた作業をすることが大切なのです。上手に描けない、絵は苦手、という心配はいりません。
大人でも子どもでも。障がいをもっていてもいなくても。すべての人が楽しめるプログラム。まだまだ活動は広範囲ではありませんが、大阪・京都、そして門真で、定期的に講座を実施しています。
興味のある方は是非、ご参加ください。
日時:1月31日、2月14日、3月7日(1回ごとに内容が違います)
開催日 | 2015年01月31日(土) |
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時間 | 13時~15時 |
会場 | 門真市民文化会館 ルミエールホール 2F 展示ホール |
料金 | 参加費: 1回4,000円(材料費込み) 親子(2・3月)・学校関係者(1・2月)・福祉関係者(1~3月)のみ ひとり1回2,500円(初めての方限定)でご案内 |